タクシン釈放・嵐接近——波乱含みのSET指数週明け!5月11日の相場展望と注目材料

今週のタイ株式市場(SET)は、内外の材料が入り交じる波乱含みの展開が予想される。5月9日(金)の終値は1,500.36ポイントと、1,500ポイントの節目をかろうじて維持したものの、力強さには欠ける水準だった。

週明け5月11日の最大の注目点は、タクシン・チナワット元首相の出所だ。長年にわたりタイ政治の中心にいたタクシン氏の釈放は、政治的不確実性の一時的な緩和とも取れる。しかし「タクシン派の影響力が再び強まる」との懸念から一部機関投資家が様子見姿勢に転じるとの見方もあり、相場への影響は中立からやや弱含みが予想される。一方、全国57都県に発令された暴風雨・洪水警報も相場の重しとなりうる。農業関連株への警戒が高まるほか、観光・ホテル関連株への悪影響も短期的には避けられない見通しだ。

グローバルでは米国との貿易摩擦の行方と中東情勢の不透明感が引き続き外国人投資家の買いを抑制しており、SET指数は1,490〜1,520ポイントのレンジ内での推移が当面のシナリオとなりそうだ。バーツは対ドルで33〜34バーツ前後で推移しており、輸出関連企業の業績への影響が注目される。

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