タイ、7月1日にエンデミック宣言せず

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タイ保健省は6月27日、7月1日に計画していた「エンデミック宣言」について、「エンデミック」という表現をせず、「ポスト・パンデミック」という表現で発表する考えを明らかにした。エンデミック宣言については、世界保健機関(WHO)の宣言後に、宣言時期について判断するとしている。

同省によれば、コロナ治療費について、7月1日に予定していたエンデミック宣言以降、国は責任を持たないと発表していたが、ポスト・パンデミック発表後のコロナ治療費の負担については、国がどこまで責任を持つかについて7月1日以降に再検討される見通し。

また同省は、新型コロナウイルス・オミクロン変異株の亜種「BA.4」「BA.5」について、すでにタイ国内で確認されているが、重症度や伝播力については現時点で管理レベル内にあるとみられ、入院患者のうちの重症者数には重要な変化はみられていないとしている。