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DELTAがSET時価総額の「5分の1」を独占!「DELTA除き」で見えるタイ株の本当の姿

タイ株式市場(SET)に「デルタ問題」が浮上している。

台湾系の電子部品・パワーエレクトロニクス大手のデルタ・エレクトロニクス(タイランド)(DELTA)の株価がここ数年で急騰し、ついに単一銘柄として時価総額ベースでSET全体の約5分の1を占めるまでに拡大した。タイラット紙の経済面がこの異常事態を詳しく報じた。

これがどれほど異様な状況かを理解するために比較しよう。日本の東証プライム市場でトヨタ自動車の時価総額は全体の約3〜4%程度。タイのSETにおけるDELTAの比率「20%」は、市場集中度として極めて突出した数字だ。

証券アナリストたちは「DELTA除きで市場を分析すると、タイ株全体はほとんど上昇していない」と指摘する。つまり、SET指数がプラスを示していても、それはほぼDELTA1銘柄の動きを反映しているにすぎない可能性があるのだ。

中国の人工知能(AI)投資に関連した電子部品の需要増加がDELTAの業績を押し上げているとの見方が多い。特にデータセンター向けの電源管理機器の需要急増が追い風となっているとされる。しかし中国当局がAI関連株の急騰に警戒感を示し、情報開示強化を求めている動きもあり、今後の株価動向は予断を許さない。

「一銘柄が市場の5分の1」という状況は、個人投資家にとってリスクとチャンスの両方を意味する。DELTA次第でSET全体が大きく動く以上、今のタイ株投資ではこの一点から目を離すことができない。

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