タイ中央銀行(BOT)のセータプット総裁は8月24日、政策金利の引き上げを段階的に実施する金融政策を年内は維持する考えのあることを明らかにした。
セータプット総裁は、インフレのコントロールが鍵で、急激な利上げ等の強硬策は必要ないとの見解を示し、今後、インフレ率と経済成長率に基づき政策金利の見直しを実施する方針を明らかにした。
政策金利を決定するタイ金融政策委員会(MPC)は9月と12月に開催される予定。MPCは8月10日に政策金利を0.25%引き上げ、0.75%にしている。政策金利の引き上げは2018年12月以来だった。
タイ中銀は今年のGDP成長率を3.0~3.5%と予測している。