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タイ南部ソンクラー県のプリンス・オブ・ソンクラー大学は新型コロナウイルスが猫を介して人間に感染したケースを世界で初めて確認する内容の研究結果を発表した。タイラットなどが6月21日付で報じた。
研究によれば、2021年8月にバンコク在住の父子と飼い猫が新型コロナ（デルタ株）に感染。猫から検体を採取した際に猫が獣医に向かってくしゃみをし、数日後に獣医の感染が確認されたという。
研究結果は、猫と獣医から採取されたウイルスの遺伝子が一致していることや、獣医の濃厚接触者に新型コロナの感染者がなかったことなどから、父子から猫に感染し、さらに獣医に感染した可能性が高いとしている。