タイ保健省医療科学局のスパキット局長は7月11日、タイ国内で流行しているオミクロン株について、現在主流の「BA・2」から派生型の「BA・4」「BA・5」への置き換わりが着実に進行しているとの見解を示した。
スパキット局長によると、過去4週間のバンコクにおけるに「BA・4」「BA・5」への感染割合(週ベース)は、12%、 50%、68%、72%と推移する一方、過去3週間の地方における感染割合は、6%、17%、34%と推移しており、今後、バンコクから地方への感染が急速に拡大するとの見解を示した。
またバンコクでは重症患者および死者のうち「BA・4」「BA・5」感染者が占める割り合いが77%、地方では47%と高くなっているという。