住宅ローンと自動車ローンの金利がまもなく引き上げられる見通しだ。
バンコクポストによれば、タイ中央銀行(BOT)が来月行われる金融政策委員会(MPC)で、0.25%の利上げに踏み切る観測が強まっており、ローン計算のベンチマークとなるミニマム・リテイル・レート(MRR)が政策金利に連動して上昇し、動車・住宅ローンは0.25~0.5%の利上げとなる見通しだ。
現在、タイの政策金利は0.5%の過去最低水準で、タイ中銀ではこれまで利上げを見送り景気支援を継続してきた。
しかし、タイ中銀のセタプット総裁は先月、基調的インフレ圧力が継続するなか、政策金利の引き上げ時期を遅らせるのはよくないと述べ、近い将来利上げが行われる可能性を示唆していた。
アナリストによれば、タイ中銀は年内に0.5%の利上げを実施すると見通している。