バンコク近郊の学校で中3男子銃殺、恨みをもつ友人の犯行

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事件現場のコンピュータ室

9月15日午後1時30分ごろ、バンコク近郊ノンタブリ県の中学校で、コンピュータの授業中にキーボードが爆発し中学3年生の男子生徒(15)が死亡していた事件で、タイ警察は16日、死亡した男子生徒の友人(15)が拳銃で友人の頭を撃ち抜き殺害したと自供したことを明らかにした。

現地メディアの報道によれば、事件当時、同校のコンピュータ室で行われていた授業の最中に突然爆発音が鳴り響き、担任の教師が駆け付けると、男子生徒が顔から血を流し仰向けに倒れていたことから警察に通報。救急隊員による応急処置が行われたが死亡が確認された。

担任教師は警察への取り調べに対し、「コンピュータ用キーボードが爆発した」などと供述していたが、その後の取り調べで、死亡した男子生徒の友人(少年A)が「教室に持ち込んだ拳銃が暴発した」と供述した。

しかし、さらなる取り調べで、少年Aは、一転、拳銃で友人の頭部を撃ち抜いたことを自供。犯行の動機について、「日ごろの恨みを晴らしたかった」と供述しているもよう。

殺害に使用した拳銃については、事件後、先輩に学校まで引き取りに来てもらい処分を依頼していたといい、学校から1キロほど離れた運河の中から発見され、警察当局により証拠として押収された。

また拳銃の入手ルートについては「知り合いの僧侶の拳銃を盗んできた」と述べているが、僧侶は拳銃を所有していたことはないと供述しており、警察では拳銃の入手ルートの特定を進めている。

少年Aは寺男として学校の近所の寺院で生活しており、僧侶が少年Aの保護者をつとめている。

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