タイ警察は6月25日午前2時ごろ、バンコク都内ラチャダーピセーク通りソイ18にあるアユタヤ・タワー地下一階で闇カジノの摘発を行い、バカラ賭博をしていた外国人ら52人を現行犯逮捕した。
27日現地メディアの報道によれば、警察当局は、市民の通報により現場へ急行、オフィスビルの地下一階にあった大型のカジノ施設で、タイ人14人、中国人22人、ミャンマー人14人、マレーシア人2人の計52人を現行犯逮捕したほか、現金430万バーツ、バカラの遊具30品目を押収、現在、スティサン警察が取り調べを進めている。
情報筋によると、同カジノは中国人がオーナーとみられており、オープンしてから一カ月たっていないもよう。闇カジノが入居していたオフィスビルはスティサン警察署の定期巡回ルートに入っていることから、スティサン警察の関与も取りざたされている。
また通報者について、タイの国民的女優テンモーさん溺死事件の元弁護士、アチャリヤ氏がSNSを通じて「自分が通報した」と語っており、溺死事件にからみ、先週、タイ警察に名誉棄損で訴えられた報復ではとの声も囁かれている。