タイ東北部ナコンパノム県でメコン川に浮かんでいたスーツケースの中から女性の遺体が見つかっていた事件で、タイ警察は10月5日、コンケン県の法医学研究所で行われた検視の結果、女性が鈍器で顔面を殴られていた痕跡のほか、頭部から2カ所の弾痕を確認したことを明らかにした。
また、ラオスの首都ビエンチャンから情報提供のため現地を訪れていた親戚の男性への事情聴取から、ラオスで先月から行方不明になっている、ビエンチャンで建設会社の社長を務める親戚の女性(40)と服装や容姿が似ていることが確認された。
これまでの報道によれば、遺体は40歳前後の女性で、少なくとも死後5日は経過しているとみられ、身長はおよそ160センチ、髪型はロングヘアー、半袖のTシャツとジーンズを着用していた。
着用していた衣服が「JASPAL」「Lee Cooper」「Sabina」等のブランド品だったことから、裕福な家庭の出身だろうと報じられていた。
親戚の男性によると、女性社長は、先月から娘とともに行方が分からなくなっており、所有していたメルセデスベンツがメコン川に沈んでいるのがラオス国内で発見されていた。
現在、親戚の男性が女性の遺体の引き取り手続きを行っており、今後、ラオス警察により調査が続けられる見通し。
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