タイ首相、「来年EVを国内生産」

スポンサーリンク

タイ北部チェンマイ県で開催中のタイ工業連盟(FTI)主催のエキスポに出席していたプラユット首相は6月29日、来年中に電気自動車(EV)の国内組立を開始する考えを明らかにした。当初目標は2024年だったが、EV生産の振興を加速し目標を前倒しするという。

また、EV基幹部品について、近い将来に国内生産が可能となるよう目指す意向を述べた。基幹部品としては、バッテリー、トラクションモーター、バッテリーマネジメントサービス、AC/DCコンバーター、インバーター、ポータブルEVチャージャー、サーキットブレーカー、EVスマートチャージングシステムなどを挙げた。

プラユット首相は28日に米アップルのiPhoneの組み立てを行う台湾フォックスコンの劉揚偉董事長と会談。会談の中で劉董事長が「EV組立を1年以内に開始する」と語ったもよう。

フォックスコンは昨年、国営タイ石油公社(PTT)との提携を発表。東部経済回廊(EEC)にEV生産工場を建設するため最大20億ドルを投じる計画を発表している。生産キャパは当初年産5万台で15万台まで増強する計画。

タイトルとURLをコピーしました