世界4大ミス・コンテストの一つ「ミス・ユニバース」の2022年度のタイ代表最終選考会が7月30日、バンコク都内で開催され、バンコク出身のエンナ・スアガームイアムさん(23)が栄冠を勝ち取った。
優勝者のエンナさんには、優勝賞金100万バーツのほか、副賞としてコンドミニアム(時価400万バーツ)、ホンダの新型シビックe:HEV RS(小売価格125万9000バーツ)などが授与された。
エンナさんの優勝を受け、バンコク都知事のチャッチャート氏は31日、エンナさんの両親が都の職員としてゴミの回収業務に携わっていることから、快挙を達成したアンナさんにメディアを通して祝福のメッセージを送った。
エンナさんは、自分の幼少期について、「父はゴミを集め、母はゴミを掃き、ゴミの中で育った。子供の頃のおもちゃは両親がごみの中から拾ってきたものだった。両親は離婚し、母に育てられたが、教育熱心な母のお陰で今の自分がある」と述べ、教育の大切さを訴えた。
エンナさんの出身大学は名門カセサート大学芸術学部で、同学部を首席で卒業している。
「ミス・ユニバース」は、ミス・インターナショナル、ミス・ワールド、ミス・アースと並び、世界4大ミス・コンテストの一つに数えられる美の祭典。「ミス・ユニバース」でタイ代表は過去に2度の優勝経験がある。