タイの電気料金引き上げ、過去最高値が9月より適用

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タイ・エネルギー統制委員会は8月15日、電気料金を現行のユニットあたり4バーツから同4.72バーツに引き上げることを承認したと公式フェイスブックで明らかにした。今回の引き上げにより過去最高値の電気料金が9月1日から12月31日に適用される。

ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、発電のための主燃料である天然ガスの輸入価格が高騰している中、シャム湾のエラワン・ガス田からの天然ガス供給量が低下し天然ガスの輸入量が増加し、発電コストが急騰したことが主な要因。

今回の引き上げで電気料金に含まれる変動燃料費(FT)は、ユニットあたり0.2477バーツから0.9343バーツに大幅に引き上げられる。

当初、同委員会は、電気料金引き上げについて8月1日に正式発表をおこなう予定だったが、各方面からの反対を受け首相指示により電気料金の引き上げが一時見送りになるなど二転三転したことから、正式な発表が遅れていた。

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