タイ財務省は、国内で販売・提供される物品・サービスに課せられる付加価値税(VAT)について、贅沢品を対象に現行税率の7%より高い税率を適用することを検討中だ。
同省の財政経済事務局によると、アルコールやタバコ、ブランド品などの贅沢品を対象に現行の7%より高い税率を適用し、それ以外については現行税率を維持する方向で現在検討を重ねているという。
具体的な適用税率や適用時期などについての詳細は明らかにされていない。
同省によれば、こうしたVAT税率の併用は、すでに一部の国では導入されており、生活必需品の購入には現行税率が維持されるため一般人への影響は少ないとされているという。
同省の試算では、新税率の導入により、少なくとも1000憶バーツの税収増となる見通しだ。