看護婦がワクチン詐欺、被害額5,000万バーツ

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タイ警察は5月23日、新型コロナワクチンへの投資をもちかけ、総額5,000万バーツ以上をだまし取ったとして、都内バンナー病院に勤務する看護婦トーンリム(38歳)を詐欺の容疑で逮捕した。

5月24日付タイ字紙タイラットによると、トーンリム容疑者は、新型コロナの流行が始まった2020年以降、副業として消毒用アルコールの卸売りをしていた際に知り合った取引先等に対し、「新型コロナのワクチン接種を政府機関や民間の工場で請け負う。ワクチン1ショット当たり利益は25バーツ。投資しないか」などと投資話をもちかけ資金を集めていた。

しかし実際にワクチン接種事業は行わなかったほか、投資家への報酬についても、2020年は配当をしたものの2021年以降はまったくおこっておらず、トーンリム容疑者への連絡も取れなくなってしまったため、被害者たちが警察に被害を届け出ていた。

警察によると、すでに届け出のある被害だけで計500万バーツ程度で、被害総額は5,000万バーツに達すると推定している。