扇風機「ハタリ」の偽物をオンライン販売、中国人2人逮捕

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タイ警察は8月26日午後2時30分ごろ、タイ南部サムットサコン県にある倉庫の家宅捜索を行い、扇風機最大手「ハタリ」ブランドの扇風機などの偽物1万2500台を押収し、中国人の男2人(40、30)を商標権を侵害した疑いなどで逮捕した。

現地メディアの報道によると、逮捕された中国人2人は中国本土から扇風機を輸入し、タイの倉庫で「ハタリ」ブランドなどのロゴを取り付け、オンライン販売していた。純正品より安価な値段のためオーダーが殺到していたという。

オンラインで偽物を購入した消費者から「ハタリ」を製造・販売するハタリ・エレクトロニクスへ品質トラブルに関する苦情が相次いだため同社が警察に捜査を求めていた。

警察では同社の被害総額は1000万バーツに上るとみている。

ハタリ・エレクトロニクスが製造・販売する「ハタリ」ブランドの扇風機は、手ごろな価格と丈夫さで広く支持されており、国内シェアは85%。ラオスやカンボジアといった近隣国でも市場シェアを独走している。社名の由来は日本の漫画「忍者ハットリくん」。