アフリカ西部マリで誘拐され、25日間、鎖に繋がれるなどし監禁されていたタイ人ユーチューバーのノッパラット医師(愛称モー・ソーン)が10月25日、無事タイに帰国し、誘拐事件で多くの人に心配をかけたと謝罪した。
現地メディアの報道によると、アジア・アフリカ9カ国を巡る周遊旅行をしていたノッパラット医師は、9月28日にアフリカ西部ブルキナファソからマリに移動。その翌日にケンパラナで通りを歩いているところを何者かに誘拐され行方不明になった。
ノッパラット医師によると、誘拐された後、鎖で縛られるなどして、脅迫され、1億CFAフラン(約570万バーツ)の身代金を誘拐犯に支払った後、25日間の監禁から解放されたという。
現地報道によれば、ケンパラナはブルキナファソとの国境に近く、イスラム国のテロリストが潜入している地域だという。
ノッパラット医師は、自身で外科クリニックを開業しているほか、ユーチューブ・チャンネル「モー・ソーンが世界を巡る」を運営しており、9月12日~10月3日の旅程で南アジアのアフガニスタンやアフリカのニジェール、チャドなど9カ国を周遊していたところ誘拐された。