英教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」が9月27日に発表した2024年版の世界大学ランキングで、タイの大学では、チュラロンコン大学、キングモンクット技術大学トンブリー校の2校が601~800位にランクインした。チュラロンコン大学は4年連続でタイ国内トップの座をキープした。
その他、マヒドン大学、チェンマイ大学の2校が801~1000位に入り、タイの大学からは1000位以内に、前年同様、計4校がランクイン。
また、メーファールアン大学が1001~1200位に、コンケン大学、キングモンクット技術大学ノースバンコク校、プリンス・オブ・ソンクラー大学、スラナリー技術大学、タマサート大学、ワライラック大学の6校が1201~1500位に入った。
一方、世界の大学1位は、オックスフォード大学(英国)、2位はスタンフォード大学(米国)、3位はマサチューセッツ工科大学(米国)で、上位10校を米国と英国の大学が独占した。オックスフォード大学は8年連続首位の座をキープした。
日本の大学からは、東京大学が39位、京都大学が68位で、200位以内には東北大学(130位)、大阪大学(175位)、東京工業大学(191位)を含め5校がランクインした。500位以内に10校がランクインし、すべて国立大学だった。
私立大学では、800位以内に慶応義塾大学、順天堂大学の2校、1000位以内に東京医科大学、早稲田大学の2校がランクインした。
日本はランクインした校数ではアジアトップで、米国に次いで世界2位だった。
東南アジアでは、シンガポールのシンガポール国立大学が19位と最も高く、シンガポールの南洋理工大学が36位で2番目に高かった。
アジアの上位は、中国の清華大学(12位)と北京大学(14位)、シンガポールのシンガポール国立大学(19位)だった。
同ランキングは、英教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」が108カ国・地域の1904校について、「教育」「研究環境」「研究の質」「産業への貢献」「国際性」の5分野を評価し順位付けしたもの。