
タイ気象当局が緊急の暴風雨・洪水警報を発令した。対象はなんと全国57都県——バンコクも例外ではない。特に北部・チェンライでは橋が「ダム」に化けるという前例のない危機が迫っている。
チェンライ・タイムズの報道によると、中国方面からの高気圧とタイランド湾からの湿った南風が衝突した結果、激しい雨と突風がタイ全土を直撃するとみられている。5月9日〜11日にかけて北部・東北部・南部を中心に鉄砲水や山腹崩落の危険性が特に高まっている。
チェンライ・メーサイで「橋がダムになる」前代未聞の警告
最も深刻な状況が予測されているのがチェンライ県メーサイだ。友好橋の橋下の隙間は堆積した土砂のせいでわずか1〜1.5メートルしか残っていない。水位が一定値を超えた場合、橋がダムのように機能して流木などを堰き止め、周辺の市街地に大量の水が押し寄せる可能性がある。チェンライ県知事チュポン氏は5月8日、3,900万バーツの緊急予算を投じて堤防補強工事を即時着工するよう命じた。
SNSでは「今年の雨期は異常に早い」の声
タイのSNSでは「今年の雨期は異常に早い」「雨が降るたびにバンコクは水没する」という不満が噴出。タイ国家防災庁(DDPM)は「THAI DISASTER ALERT」アプリのダウンロードと非常時持ち出し袋の準備を呼びかけている。傘の準備だけでなく、避難経路の確認も今すぐ必要だ。
