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またバンコクが揺れた!高層ビルから避難者続出「まるで船酔い」 ミャンマー沖M5.3の地震

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5月18日午前9時05分、バンコクの高層ビルに勤務するOLのナパーさん(28)は突然、足元から来る不思議な揺れに気づいた。「最初は目眩かと思った。でも同僚たちも同じで、みんな机をつかんでいた」。わずか数十秒後、ビルの管理組合からアナウンスが流れた。「地震です。落ち着いて避難してください」——バンコクが、またしても揺れたのだ。

震源はミャンマー沖247km、それでもバンコクが揺れるワケ

タイ鉱物資源局によると、今回の地震はミャンマー南岸沖で発生したマグニチュード5.3の地震。震源は地下10キロメートル、タイ・ターク県メーソート地区の南西247キロという遠距離だった。午前9時18分には同じ震源付近でM3.2の余震も記録されている。

なぜこれほど遠い震源でも揺れが感じられるのか。答えはバンコク特有の地質にある。バンコクはかつて海底だった軟弱粘土層の上に建っており、この地盤が地震波を増幅させる「揺れの増幅器」となる。チェンマイ、ランパーン、ノンタブリーでも揺れが感じられたと市民から報告が相次ぎ、タイ気象局には40件超の体験報告が殺到した。

資金洗浄防止局も一時避難 「船酔い」続出でオフィス騒然

バンコク市内の複数の高層ビルでは自動的に避難訓練モードが起動し、エレベーターが停止。階段で地上へ逃れる会社員の姿がSNSに多数投稿された。タイラット紙の報道によると、資金洗浄防止局(AMLO)のオフィスでも職員が一時避難を余儀なくされたという。

Xには「これって地震? 建物がゆーっくり揺れてる」「高層階だと特に揺れが大きい。怖かった」「ミャンマーで地震が起きるとバンコクに来る。もうおなじみになってしまった」など、多くの声が上がった。一方で「避難中にコーヒーをこぼした。自分の不器用さに地震が重なって最悪の朝だった」というコミカルな投稿も注目を集めた。

人的・物的被害は「現時点でなし」 ただし油断は禁物

タイ鉱物資源局は「現時点で人的被害・構造物への重大な損傷は確認されていない」と発表。ただし、バンコクの高層ビル群には一時的な業務停止が相次ぎ、経済的損失は小さくない。今回の地震はアンダマン海に走るサガイン断層の活動によるものとされ、専門家は「タイは地震大国ではないが、周辺国の地殻活動の影響は受け続ける」と警戒を促している。

バンコク在住の日本人にとっても今回の揺れは決して他人事ではない。高層コンドミニアムや高層オフィスに暮らし・働く人は、避難経路の確認と非常用バッグの準備を今一度見直しておくことをお勧めする。

「揺れた、でも無事」——それが今日の正直な感想だが、次は同じとは限らない。バンコクの軟弱地盤は、いつも静かに次の揺れを待っている。

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