タイ国防省のシンボル像が盗難された事件で、タイ警察は7月30日午後3時30分ごろ、都内ラートプラオ地区のチョクチャイ4通りで、黒魔術を信奉するタイ人の男(38)を窃盗容疑などで逮捕した。
タイ警察によれば、男は29日にシンボル像を盗む前に覚醒剤を服用。バンコク北郊ノンタブリ県のパククレットにあるタイ国防技術研究所の前に設置されていたシンボル像「コチャシー」を盗んだ後、都内にある自宅の部屋に持ち込み黒魔術の儀式を行っていたとみられている。
シンボル像はラートプラオ144通りにあるクイッティオ店の前に放置されていたところを回収。シンボル像は無傷だったが、ロウソクのロウの痕が複数カ所についていたという。
男は犯行を認めているが、犯行の動機について「国を災厄から救うため」などと支離滅裂のことをいっているという。
男は麻薬乱用などで逮捕歴が4回あり、親族とは絶縁状態だという。