コロナ自宅療養中の夫婦、妻が夫をメッタ刺し メッセージ着信で浮気ばれる

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9月9日午前6時ごろ、都内プラウェート区のシーナカリン通りにある2階建てタウンハウスで、新型コロナウイルスに感染し自宅療養中だったタイ人妻(54)が夫(51)を果物ナイフでメッタ刺しにする殺人事件が起こった。

現地メディアの報道によると、殺害されたのは自動車教習所講師のタイ人男性で、男性は夫婦で新型コロナウイルスに感染し、タウンハウス2階にある寝室で数日前から夫婦一緒に療養生活を始めていた。

しかし、9日早朝、夫の携帯電話にひそかに関係を持っていた女性から送られてきたメッセージをみた妻が激高、言い争いになり、カッとなった妻が部屋にあった果物ナイフで夫の左脇や脇腹など計6カ所を刺したとみられている。

寝室に閉じこもり大声をあげ泣いていた母親から事情をきいた同居する家族が警察に通報。駆け付けた警察が、うつ伏せになり死んでいる夫のそばにいた妻を殺人容疑で緊急逮捕し、現場から血のりのついた刃渡り20センチほどの果物ナイフを押収した。

警察によれば、新型コロナウイルスに感染しているため、男性の遺体は検死の手続きなしで当日火葬が行われた。

また、タイ人妻は病院での療養を優先し、取り調べについては、ビデオ・コンファレンスで行うとしている。