タイ南部スラタニ県のサムイ島で、10月15日夜、ポルシェに乗っていたフランス人観光客2人(34、28)が、オートバイを運転していたタイ人男性(43)に暴行を加え意識不明の重体にしたとして逮捕された。
現地メディアの報道によると、同日午後9時ごろ、タイ人男性が妻(47)を後部座席に乗せてバイクを運転し、フランス人2人が乗っていたポルシェを追い越したところ、ポルシェがクラクションを鳴らしてバイクを追跡。
バイクの夫婦は、ポルシェがバイクを追い越し停止するよう合図をしたため、「観光客が道を聞きたいのだろう」と思い、路肩にバイクを停車すると、フランス人の1人が何かを叫びながら車から降りてきて、タイ人男性に対し殴る蹴るの暴行を加えた。
タイ人男性は道路に倒れ意識を失うまで暴行され、意識不明の重体で現在病院で治療を受けている。
暴行後、フランス人2人は暴行現場近くのバーで飲んでいたところをタイ警察によって逮捕された。
タイ警察では、フランス人2人がバイクに追い越されたことに対し腹を立て暴行に及んだものとみている。