タイ疾病管理局(DCC)は7月21日、タイで初めてサル痘感染者を確認したと明らかにした。
現地メディアの報道によると、感染者は27歳のナイジェリア人男性で、ナイジェリアからタイ南部プーケット県に観光目的で入国。1週間前に発熱し、のどの痛みや鼻水、発疹などの症状を訴え、病院で検査を受けたところ、19日に陽性が確認されたという。
タイではこれまでサル痘への感染事例は確認されていなかったが、アフリカや欧州からの渡航者を対象に症状の自己申告を求める措置を5月24日から導入するなど警戒を強めていた。
サル痘は「サル痘ウイルス」の感染により起きる急性疾患で、発熱や発疹など天然痘に似た症状が出るという。
タイにおけるサル痘の感染状況
- 7月19日サル痘感染のタイ第1号、タイ南部プーケットのナイジェリア人
- 7月21日
- 7月23日
- 7月28日サル痘感染タイ2例目、バンコクのタイ人男性 西洋人男性と性交渉で感染か
- 8月3日サル痘感染者タイ3例目、ドイツ人観光客の男性 タイ南部プーケット
- 8月5日
- 8月15日サル痘感染タイ5例目、ドバイから帰国したタイ人女性
- 8月24日サル痘感染タイ6例目、カタールから帰国したタイ人女性