中国人のBMWがバンコクKFCに突入——スクンビットのガソリンスタンドで12人負傷、店内が壊滅状態

4月25日(土)夜8時15分頃、バンコク・プラカノン区のスクンビット62にあるバンチャーク・ガソリンスタンド内のKFCに、中国人男性が運転するBMW M5が突っ込み、店内にいた12人が負傷するという衝撃の事故が発生した。

「割り込み」から始まった悪夢

警察の調べによると、ドライバーは36歳の中国籍男性・チェン・ジェン。給油待ちの列に並んでいたが、突然アクセルを踏み込み他の車を追い抜いて別の給油機へ向かおうとUターンを試みた。しかし操作を誤り、そのままガソリンスタンドに隣接するKFCの店舗に突入。ガラス張りの入り口を全破壊し、車はカウンター内部まで入り込んだ。

現場に到着した警察官が確認したところ、ブロンズカラーのBMW M5は店内のカウンター手前に停車。入口のガラスパネルは完全に粉砕され、店舗の損害は約70%に及ぶと初期調査では報告されている。

負傷者は店員・配達員・客の12人

負傷者の内訳は、ドライバー本人を含む計12人。KFCの店員4人、店内にいた客5人、そしてデリバリーライダー2人だ。全員が病院に搬送されたが、いずれも重傷には至っていないと報告されている。それでも当時の現場は阿鼻叫喚——ガラスの破片が飛び散り、食べ物や飲み物が飛んで床一面が惨状を呈した。

目撃者の一人は「突然ものすごい音がして、振り返ったら車が店の中に入ってきていた」と証言。店内にいた客たちは咄嗟に逃げようとしたが、狭い空間ではどうにもならず、数人が車に当たったとみられている。

事故原因はまだ捜査中

警察はCCTVの映像を解析するとともに、目撃者の証言を収集中だ。酒気帯びや薬物摂取についても調査が進んでいる。陳振は事故後に現場にとどまり、当局の到着を待った。逃走の事実はないが、意図的な行為だったのか単純な操作ミスだったのかは現時点では不明とされている。

ガソリンスタンドの経営者側は「これだけの規模の事故は初めてだ。KFCとの今後の対応を協議していく」とコメント。KFC側の公式声明はまだ出ていないが、該当店舗は当然ながら一時休業を余儀なくされている。

ネット上の反応「バンコクは自動車事故の宝庫か」

このニュースはタイSNSで瞬く間に拡散。「またバンコクかよ」「中国人ドライバーの運転ミスは多すぎる」といった辛辣なコメントが並ぶ一方、「被害者の皆さんが軽傷で済んだことが唯一の救い」と冷静に指摘する声もあった。タイ在住外国人コミュニティでも「ガソリンスタンドのKFCには行きたくない」という冗談交じりのコメントが多数寄せられた。バンコクでは近年、外国人ドライバーが絡む交通事故が増加傾向にあり、特に中国人観光客・在住者による事故が相次いでいる。当局は今後もCCTV映像の精査を続け、法的対応を検討するとしている。

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