オミクロン株の派生型「XBB」、タイ国内で感染初確認

スポンサーリンク

タイ保健省は10月17日、新型コロナウイルスの変異株オミクロン株の派生型「XBB(グリフォン)」の感染者がタイ国内で初めて確認されたと発表した。

同省によると、感染者は48歳のタイ人女性と、香港からタイに先月入国した60歳の外国人女性の2人。

1例目のタイ人女性は、咳と鼻詰まりを発症した後、9月27日に病院を訪れ、感染が確認されたが、発熱はなく、2週間の自宅隔離の後、10月6日に回復した。

2例目の外国人女性は、9月27日に咳の症状が出たため簡易検査を行ったところ陽性だったため28日に病院を訪れ、28日から10月7日までホテルに隔離された後、回復した。隔離中は咳も熱もなかったという。

タイ保健省医療局のスパキット局長は、「現在、シンガポールではXBB株が主流となっているが、重篤な症状を示す症例の比率に急増は見られていない」とし、「XBB株は他のオミクロン亜種と同様、ウイルスの弱いバージョンであるため、パニックになる必要はない」と述べた。

今月15日、タイ政府は、タイから香港に渡航した3人がXBB株に感染していたことが確認されたことを受け、入国者のスクリーニングを実施している。

タイトルとURLをコピーしました