タイ疾病管理局(DCC)は10月17日、カタールから帰国したマッサージ師のタイ人男性(40)がサル痘に感染していることを確認したと発表した。タイで確認された感染者はこれで累計11例目。
同局によれば、男性はカタールでマッサージ師として働いており、今月15日にスワンナプーム空港でタイに帰国。タイ入国前の8日から発熱や発疹などの症状が出ていたという。
帰国後、バンコク近郊パトゥムタニ県の私立病院で治療を受けたところサル痘への感染が疑われたことから、ノンタブリ県の国立感染症研究所で検査したところサル痘に感染していることが確認された。
現在、男性は同研究所で治療を受けており、タイ当局では男性との濃厚接触者や感染経路について調査を進めている。
同局によると、これまでにタイで確認されたサル痘感染10例はすべて完治しているという。
タイにおけるサル痘の感染状況
- 7月19日サル痘感染のタイ第1号、タイ南部プーケットのナイジェリア人
- 7月21日
- 7月23日
- 7月28日サル痘感染タイ2例目、バンコクのタイ人男性 西洋人男性と性交渉で感染か
- 8月3日サル痘感染者タイ3例目、ドイツ人観光客の男性 タイ南部プーケット
- 8月5日
- 8月15日サル痘感染タイ5例目、ドバイから帰国したタイ人女性
- 8月24日サル痘感染タイ6例目、カタールから帰国したタイ人女性
- 8月28日サル痘感染タイ7例目、バンコクに住むタイ人女性
発症前にタイ国内で外国人男性と性交渉
- 9月16日
- 9月26日
- 9月30日サル痘感染タイ10例目、プーケットに住むドイツ人男性
- 10月17日サル痘感染タイ11例目、カタールから帰国したタイ人男性