タイ中央銀行(BOT)のセタプット総裁は、タイを訪れる外国人観光客がこの数カ月間順調に回復していることから、2022年の外国人観光客見通しを現行の600万人から800万人に上方修正した。バンコクポストなどが報じた。
中銀の統計によると、今年1~5月に累計131万人の外国人観光客がタイを訪問。3月21万836人、4月29万3350人、5月52万1410人と順調な回復を示している。
新型コロナウイルス感染対策の入国規制の緩和に伴い、7月現在、1日当たり約3万人まで急回復していることから、外国人観光客は年間800万人に達すると中銀は見通している。
セタプット総裁はまた、外国人観光客の経済効果は、100万人増加するごとにGDPを0.4%押し上げる効果があり、観光業界がタイ経済の復興の鍵を握るとの見解を示した。