韓国放送公社(KBS)によると、8月2日、バンコク発チェジュ行きの格安航空チェジュ航空のチャーター機で韓国に入国しようとしたタイ人115人が、韓国の出入国管理局により入国を拒否された。
韓国の出入国管理局では、外国人の入国審査を厳格化しており、コロナ規制緩和後に入国したタイ人1万人のうち5000人が入国を拒否されているもよう。
入国審査基準が韓国本土より緩いチェジュ島に観光客として入国した後、韓国本土で不法就労するタイ人が増えていることに対する措置とみられる。
コロナ規制緩和後に韓国国内で不法就労しているタイ人は14万人まで増加する一方、合法的に就労しているタイ人は1万8000人にとどまっているという。
また、2022年に入ってから不法就労で逮捕されたタイ人は1万337人、不法就労で自首したタイ人は1万3000人に及ぶとされている。
なお、入国を拒否されたタイ人115人ついては近日中に同じ航空機で帰国するものとみられる。