タイ法務省は10月6日、タイ東北部ノンブアランプー県の保育所で起きた元警察官による無差別虐殺事件の犠牲者38人の遺族に対し、犯罪被害者補償法に基づき、1人あたり最大11万バーツの補償を早急に行う意向を発表した。
現地メディアの報道によると、補償内容の内訳は、最大で、死亡5万バーツ、葬儀費用2万バーツ、家族の収入減の補填4万バーツの計11万バーツ。
負傷者に対しては、治療費として最大4万バーツ、精神的・身体的リハビリ費用として最大2万バーツの補償を政府から受給することができるほか、現地の最低賃金である日額315バーツをベースに算出した逸失利益と、その他の損害に対して最大5万バーツの補償を受けることができる。
ソムサック法務相は、「できるだけ早く補償金を承認し支給するよう当局に命じた」という。