タイ南部ペチャブリー県の女性教師が5月26日夜から行方不明になっていた事件で、タイ警察は6月9日、女性教師と交際していた男の自宅裏にあるバナナ畑の池から女性の死体を発見し、男を殺人および死体遺棄の容疑などで逮捕した。
各紙の報道によれば、同県ケンクラチャン郡で教職についていたワニダーさん(40歳)が、交際関係にあったタイ陸軍一等曹長の自宅裏の池に沈んでいるのを親族が発見。死体にはレンガ2つと長さ1メートル程の鉄道レール1本が縛り付けられていたほか、バナナの茎20本以上に覆われていたという。
男は当初ワニダーさんの殺害を否認していたが、警察の捜索により、事件当時ワニダーさんが運転していたピックアップトラックを男が修理工場で売却していたことを突き止めた後、「やきもちをやかれて口論になり、かっとなって車の中で首を絞めた」と殺害を自供した。
また検死官によれば、死体の首、背中、胸、腹にナイフによる切り傷が見つかっており、男は「死体を池に沈めたが浮いてきたので、首などをナイフで切りつけた」と供述。男には妻子があったことから三角関係のもつれによる犯行だとみられている。