台湾のタイ人夫婦殺害、「犯人はマフィア」

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台湾のタイ人夫婦殺害事件でタイ警察は6月17日午後5時、殺人容疑で指名手配され17日に当局に出頭していたサンティ容疑者(35歳)が、殺害は台湾マフィアによる犯行だと供述し、犯行を否定していることを明らかにした。サンティ容疑者は殺害現場に居合わせたが、マフィアに恐喝されてタイ人夫婦の死体をトランクに乗せたBMWを台北市内の駐車場に乗り捨てたと供述しているもよう。

現地紙各紙の報道によれば、サンティ容疑者は6月8日、タイ人夫婦に引き合わされたことのある台湾マフィアによりタイ人夫婦を殺害現場となった場所に誘い込むよう強制され、同日午後10時ごろ殺害現場となった場所にタイ人夫婦とともに到着。

黒い目出し帽をかぶった屈強な男7人が待ち受けており、タイ人夫婦とサンティ容疑者はそのうちの2人に部屋の一室に連れ込まれ、タイ人夫婦と男2人は部屋の中で1000万バーツに及ぶ負債の返済等について話し合ったが折り合いがつかず、業を煮やした男2人が鉄パイプでタイ人夫婦を殴打。サンティ容疑者は止めに入ったものの腕を殴打され動けなくなり、男らはタイ人夫婦を繰り返し殴打し殺害したという。

殺害後、男らはタイ人夫婦をBMWのトランクに積みこみ、サンティ容疑者を「命令に従わなければ家族を殺す」と脅し、車をどこかで乗り捨てるよう命じ、サンティ容疑者はこれに従い、車を台北市内の駅付近の駐車場に乗り捨てたと供述。

車を乗り捨てた後、サンティ容疑者は友人に電話で一部始終を説明し、タイ人夫婦の死体を遺棄した場所を警察に連絡するよう依頼したという。

サンティ容疑者は、タイ人夫婦がコールセンター詐欺や麻薬密売といった違法行為に手を染めていたため、事件が起こる少し前から、タイ人夫婦とは距離を置くようにしていたと供述しているもよう。

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台湾のタイ人夫婦殺人事件
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