6月28日午後5時ごろ、サムットプラカン県バンプリ郡のバンナー・トラート通りで、酒気帯び運転のタクシー運転手の男(39)が警官に暴行を振るうなどし現行犯逮捕された。
現地メディア各紙の報道によれば、バイク警官がパトロール中、スワンナプーム国際空港近くのテパラック通りで、左右に揺れながら運転するタクシーを不振に思い停車させようとした。
しかし、タクシーが停車を拒否したため、バイク警官はしばらく追走した後、バンナー・トラート通りのフアチオプラキアット大学前でタクシーの前に回り込みタクシーを強制停車。
タクシーは一旦停車したが、バイクに衝突し、逃走を図ろうとした後、運転手がタクシーを降り警官に殴りかかろうとするなどした。
警官が運転手に「(酒を)飲んでいるのか?」と質問すると、「(酒は)飲んでいない。焼酎は飲んだ」と答え、運転席から韓国焼酎「チャミスル」の瓶を持ち出し、「(酒は飲んでいないから)検査するなら検査しろ」と自信満々だったが、アルコールが184ミリグラムパーセント検出され、現行犯逮捕された。タイの法廷基準は50ミリグラムパーセント以内。
逮捕後、運転手は「警官にいじめられている」と付近にいた通行人に助けを求めるなど騒ぎ出したが、応援に駆け付けたバンプリー警察により署まで連行された。タクシーの車内からは大麻用吸煙具も押収されており、逮捕時、大麻も吸引していたもよう。