9月2日午前9時ごろ、タイ東部チャチュンサオ県パノムサラカム郡のカオヒンソーン警察署の裏で銃声があり、駆け付けた警察官が警察官宿舎前の道路で血を流して倒れている男女2人を見つけ、警察に通報した。搬送先の病院で2人の死亡が確認された。
現地メディアの報道によると、死亡したのは同警察署所属のシリラット巡査(32)と同郡の学校で教師を務める交際相手の女性(30)で、2人は同棲していた宿舎前の道路に留められた車の側で血を流し倒れていた。
シリラット巡査の頭部から銃創が2カ所、女性の腹部からも2カ所確認され、事故現場ではシリラット巡査の右手付近で拳銃が見つかったほか、薬莢2発がみつかった。
目撃者の証言によれば、事件当時、女性が勤務先の学校から車で帰宅した直後、2人が車の中で長時間話し合っていたという。
警察では、2人は家庭の問題を話し合っていたが合意に至らず喧嘩になってしまい、カッとなったシリラット巡査から逃げようと女性が降車したところをシリラット巡査に撃たれ、シリラット巡査が後追い自殺したものとみている。
シリラット巡査の上司によれば、巡査はいつも陽気で真面目に働いており、家庭の問題を相談したことはなかったという。