タイ中銀総裁、「近い将来に利上げ」

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タイ中央銀行(BOT)のセタプット総裁は、基調的インフレ圧力が継続するなか、政策金利の引き上げ時期を遅らせるのはよくないと述べ、近い将来利上げが行われる可能性を示唆した。

セタプット総裁はまた、「中銀が待ちすぎてインフレ率が上昇をし続けた場合、過度な利上げに踏み切らざるをえない」と述べ、利上げは段階的に実施されるべきとの見解を示すにとどめ、利上げの実施時期や利率については言及を避けた。

タイ中銀は6月8日に開かれた金融政策委員会(MPC)会合で、政策金利を年0.5%で据え置くことを賛成多数で決定していたが、委員3人が0.25ポイント引き上げを訴えていた。

2022年のタイのインフレ率はタイ中銀目標の1~3%を上回ることが確実で、第3四半期は7.5%だった。