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タイ中銀が「グレーマネー」に大なた!10月から現金預金500万バーツ超は要説明

タイ中央銀行(BOT)が、いわゆる「グレーマネー(不正資金)」の流れを断ち切るため、大なたを振るう。10月から、現金で500万バーツを超える預け入れについては、資金の出所などの説明を求める新たな規制を導入する方針だ。マネーロンダリング対策を一段と強化する狙いがある。

報道によると、中銀は10月をめどに、多額の現金預金に対する監視を厳格化する。具体的には、現金で500万バーツを超える金額を口座に入金する場合、その資金源について確認を行う仕組みを導入するという。不正な資金が金融システムに紛れ込むのを防ぐための措置だ。

この動きは、近年問題となっている越境犯罪組織やオンライン詐欺、コールセンター詐欺などによる不正資金の流入を念頭に置いたものとみられる。こうした犯罪で得た資金が、複雑な口座間の移動を通じて洗浄されるケースが相次いでおり、当局は水際での対策を迫られていた。

中銀はさらに、証券監督当局とも連携し、暗号資産などを通じた資金移動の抜け道を塞ぐ方針も示している。デジタル化が進む中で、不正資金の手口も巧妙化しており、規制当局は複数の経路を同時に監視する必要に迫られている。

一般の預金者にとっては、大口の現金取引に一手間が加わることになるが、金融システム全体の健全性を守るためのコストといえる。正当な資金の流れを妨げず、いかに不正だけを排除するか。新規制の運用が、その真価を問われることになる。

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