子供2人に長期間にわたりトイレ用洗剤を混ぜた食事を与え、養子の娘1人を死亡させるなどしたとして、殺人などの罪に問われている母親の裁判で、タイの刑事裁判所は9月15日、被告である母親に対し検察の求刑通り死刑を言い渡した。
現地メディアの報道によると、被告は当時4歳の女児を養子に迎えた2015年4月から、トイレ用洗剤を混ぜた食事を女児に与え続け、女児は2019年8月に死亡した。
また、実の息子が2歳当時の2017年9月から、被告が逮捕された2020年5月までの間、トイレ用洗剤を混ぜた食事を与え続け、健康を著しく損なわせていた。
被告はさらに、健康を損なった子供たちの写真をfacebookに投稿して寄付を募り、不当に寄付金を集めていた。
裁判所はまた、被告に対し、不当に集めた寄付金4万2000バーツの返却とともに寄付金で購入した携帯電話の没収を命じた。