タイ食品医薬品局(FDA)は1月26日、韓国から輸入した即席麺が除草剤に汚染されている懸念があるとして検査回収すると発表した。
検査回収される即席麺は、韓国の即席麺大手、農心の「辛ラーメンブラック豆腐キムチ」で3,040食。
今回の回収は、台湾のFDAが同ブランドの調味料から危険なレベルの酸化エチレンを検出したと発表したことを受けたもの。
台湾当局によれば、麺の調味料に含まれる酸化エチレンが1キログラムあたり0.075ミリグラムという危険なレベルに達していることが確認された。
酸化エチレン(ethylene oxide)は有機化合物の一つで、滅菌ガスや農薬として使用されることがあるが、EUでは、突然変異誘発性と発がん性があるとして、食品への使用が禁止されている。