
見えない敵が、子どもたちを狙っている。
2026年5月31日、タイ国内のインフルエンザ感染者が今シーズン累計で約1万7,000人に達し、当局が流行警報を発令した。特に0〜14歳の子どもが感染者全体の中で最多を占めており、学校を中心とした感染拡大が懸念されている。
なぜ今、流行が拡大しているのか
タイは熱帯気候のため、インフルエンザは一年中存在するが、雨季の始まり(5〜6月)に感染が増加する傾向がある。今年は特に子どもの感染が目立っており、学校での集団感染が各地で報告されている。
タイ疾病対策局(DDC)によると、流行している型は主にA型インフルエンザで、乳幼児や高齢者、基礎疾患のある人は注意が必要だ。「発熱・倦怠感・筋肉痛が急激に来たらインフルの可能性が高い。迷わず医療機関へ」と当局は呼びかけている。
在タイ日本人も注意を
タイに在住または旅行中の日本人にとっても他人事ではない。タイの病院ではインフルエンザの検査・治療が可能で、タミフルも処方される。予防の基本はマスク着用・手洗い・うがい。混雑した場所(ショッピングモール、BTSなど)での感染リスクが高いとされる。ワクチンはタイの薬局や病院で接種可能。雨季入り前の接種を当局は推奨している。
