5月1日、タイ南部スラタニ県の有名観光地パンガン島にある保育施設が当局の強制捜査を受け、無資格の外国人教師が子供たちを指導していた実態が明らかになった。施設には163人もの子供が在籍しており、その多くが外国人家庭の子供だとみられる。
複数機関が合同で「急襲」
捜査にはスラタニ入国管理警察・パンガン警察・地区行政担当者・内部安全保障作戦司令部(ISOC)第4地区の各担当者が参加した合同捜査が行われた。施設が許可されたサービス範囲を超えた運営をしていること、および無資格の外国人教師が教育活動を行っていたことが現地調査で確認された。
パンガン島の「外国人移住者急増」が背景に
パンガン島はフルムーンパーティー(満月のビーチパーティー)で世界的に知られる観光地だが、近年はデジタルノマド(遊牧民型リモートワーカー)や長期滞在外国人(エクスパット)が急増している。
これに伴い、外国人家庭の子供向けの教育施設へのニーズも高まっているが、正規の認可を受けていない施設も散見されるようになっていた。
「子供の安全が最優先」——保護者に動揺
施設側は現在、当局の指示に基づいた運営改善を求められているとみられる。保護者からは「子供の安全と教育の質が最優先だ。施設の認可状況をきちんと確認すべきだった」との声が上がっている。タイで子供を就学させる外国人家庭は、事前に施設の認可状況を教育省のウェブサイト等で確認することが強く推奨される。