被害総額8億4300万バーツに上るシンガポールのネット通販詐欺事件で、被害者のシンガポール人男性とタイ人女性のカップルが8月8日、タイ警察の中央捜査局(CIB)に被害を届け出た。
シンガポールで高級ブランド時計や高級バッグなどを通販サイトで購入したものの商品が届かないなど購入者180人以上が総額8億4300万バーツの被害を訴えていた事件で、容疑者のシンガポール人の男とタイ人の女が7月4日にシンガポールから逃亡し、タイに密入国していた。
タイ警察はシンガポール警察からの協力要請が入っておらず容疑者の捜索に踏み切れずにいたことから、今回、被害者のカップルがタイ警察に被害届を提出したことでタイ警察による捜査が開始される見込み。