困窮老人が金行強盗、都内で白昼堂々

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逮捕された70歳の老人男性

8月11日正午ごろ、都内バンケー区ペットカセム通りのゴールドショップ「ハーントーンヤワラートMゴールド」に拳銃を持った70歳の老人が押し入り、女性店員1人に拳銃を突き付け、金のネックレス計17本を奪って逃走した。

現地メディアの報道によると、老人は店内に入ると女性店員に拳銃を突き付け、黒い袋を出し、金のネックレスを入れるよう脅迫。

店員は黒い袋には入れず、ネックレス17本を乗せたトレーを男に渡し、老人がネックレスを袋にしまう隙をつき、店舗裏に逃げ込み、防犯システムを作動させた。

ネックレスを手に入れた老人は店外に出ようとしたが、防犯システムによりドアがロックされてしまい、力ずくでこじ開けようとしたが開かなかったため、拳銃でドアのガラスを撃ち抜きガラスを蹴破って逃走した。

しかし、老人はガラスを蹴破った際に足を負傷し歩けなくなったため、犯行現場近くの駐車場にあったバナナの木の陰に身を潜めていたところ、警察官により現行犯逮捕された。

逮捕当時、老人に所持金はなく、犯行動機について、老人は「不動産の賃貸業をしていたが借り手がなかった。水道電気は止められており、電気代の未払いが2万バーツある。食べるものがなかった」と供述しているという。