タイ西部カンチャナブリ県で陸軍施設の事務員の女性(34)宅に同僚の軍曹(30)が不法侵入し女性に性的暴行を加えたなどと訴えられている事件で、9月15日午後9時、容疑者の男がラートヤー警察署に出頭し、強制わいせつなど4つの容疑をすべて否認した。
容疑者の男は警察による取り調べが終了した後、保釈された。
同事件については、被害者の女性が8月29日にラートヤー警察署に被害を届け出ていたが、捜査状況が不透明であることに不満をもち、9月14日午前11時、弁護士らとともにラートヤー警察署に出頭し、捜査状況の開示を要求していた。
今回被害を届け出た女性のほかに、同僚の女性2~3人が容疑者の男に性的暴行を加えられたとみられている。
男は「この女をものにした」などと性行為を撮影した動画を職場で見せびらかしたりしていたという同僚の証言があるほか、ある女性は職場で男に後ろから抱きつかれキスをされたりしていたが、これまで被害を訴える女性はいなかったという。