
「なぜ俺の電気自動車がドンムアン市場にいるんだ!」――そんなシュールな事態が、タイのSNSで爆発的に拡散した。
点検に出したはずのEVが市場の駐車場に
タイのSNSで話題になっているのは、電気自動車をサービスセンターに持ち込んだ男性が、自分の車が許可なく整備士に乗り回されていたと告発した一件だ。男性は車のデータを確認したところ、サービスセンター内のはずのEVが走行しており、位置情報からドンムアン市場周辺まで移動していたことが判明したという。
さらに腹立たしいのは、整備士がドライブレコーダーのプラグを抜いて証拠隠滅を図っていたことだ。これがかえって「なぜコンセントが抜けているんだ?」という疑問に繋がり、不正発覚の端緒となった。まさに「証拠を隠そうとして逆にバレた」典型例だ。
おまけに整備士が陰口まで
ことはそれだけでは終わらなかった。男性が後から確認したところ、この整備士が男性の悪口を陰で言っていたことも発覚。「客に文句を言われた」「うるさい」などのメッセージが発見されたという。無断で車を乗り回した挙句、被害者の陰口まで叩くとは、驚くべき神経の持ち主だ。
この件はタイのSNSで一気に拡散し、「整備士という職業への信頼が崩れる」「EVになって走行データが残るからこそ発覚した」「昔のガソリン車なら絶対バレなかっただろう」と様々な意見が飛び交った。
EV時代の「記録」が不正を暴く
この事件は、EV(電気自動車)が持つ「データ記録」という特性が犯罪抑止力になり得ることを示している。走行履歴・位置情報・バッテリー消費量など、あらゆるデータがクラウドに残るEVは、整備士や駐車場スタッフによる無断使用の「目撃者」ともなる。
「スマホで車の動きがすべてわかる時代になった」「整備士も今後は覚悟して仕事して」といったコメントも多い。悪事を働いた整備士にとって、「電気自動車は最悪の証人」だったようだ。