タイ疾病管理局(DCC)は10月1日、タイ南部プーケットで、タイ人女性(37)とドイツ人男性(54)の2人がサル痘に感染していることを確認したと発表した。タイで確認された感染者はこれで累計10例目となった。
同局によれば、サル痘に感染した女性の職業はサービス業で、女性は9月16日から喉の痛み、倦怠感などの症状があらわれ、市販の薬を服用したが、全身に発疹ができたため病院で検査を受けたところ、26日にサル痘に感染していることが確認された。
女性は発症前の21日間、海外への渡航歴はなかったが、症状があらわれる前にドイツ人男性(54)と性交渉していたことから、ドイツ人男性を濃厚接触者として認定し、プーケットで捜索活動を行い、30日に男性の身柄を拘束。
病院で検査を行ったところサル痘への感染が確認された。
タイにおけるサル痘の感染状況
- 7月19日サル痘感染のタイ第1号、タイ南部プーケットのナイジェリア人
- 7月21日
- 7月23日
- 7月28日サル痘感染タイ2例目、バンコクのタイ人男性 西洋人男性と性交渉で感染か
- 8月3日サル痘感染者タイ3例目、ドイツ人観光客の男性 タイ南部プーケット
- 8月5日
- 8月15日サル痘感染タイ5例目、ドバイから帰国したタイ人女性
- 8月24日サル痘感染タイ6例目、カタールから帰国したタイ人女性
- 8月28日サル痘感染タイ7例目、バンコクに住むタイ人女性
発症前にタイ国内で外国人男性と性交渉
- 9月16日
- 9月26日サル痘感染タイ9例目、プーケットに住むタイ人女性
- 9月30日サル痘感染タイ10例目、プーケットに住むドイツ人男性