交際中の女性(30)を殺害し、バンコク都内ラートプラオ地区の高架道路の下にバラバラに切断した女性の体を遺棄したとして、タイ警察は10月1日午後4時30分、容疑者の男(35)を殺人および死体遺棄容疑などで逮捕したと発表した。
現地メディアの報道によると、殺害された女性は不動産会社に勤める会社員で、容疑者の男には家族があったが2人は2年間ほど密かに交際してきたが、9月28日、スクンビット通りのコンドミニアムで、女性が男との距離をおこうとしていたことから言い争いとなり、カッとなった男が女性に暴行を加え殺害した。
ハリウッド映画をまねて女性の体を切断
男は、女性殺害後の29日、ナイフ、のこぎり、斧、スコップなどを購入し、「ハリウッドの犯罪映画をまねて」、コンドミニアムのトイレで女性の体を7分割し、部位ごとに黒いビニール袋に入れ、30日午後8時ごろ、車で高架道路の下まで運び、掘った穴にビニール袋を遺棄し埋めたという。
また、死体の切断に使用した道具や女性の携帯電話などは男の自宅近くの運河に投棄した。
清掃人「部屋から血生臭い匂い」
30日、ルームサービスの清掃人が誤って容疑者の部屋のドアを開けたところ、鍵がかかっておらず、無人の散らかった部屋の中から血生臭い匂いがし、浴室から水道が出しっぱなしになっている音が聞こえたことから不審に思い、コンドミニアムの管理室に連絡した。
管理人が警察に通報し、警察が部屋に到着すると、死体を遺棄して部屋に戻ったばかりの容疑者が部屋の中央に茫然と座り込んでおり、警察に犯行を自供した。
自供通り、高架道路の下から黒いビニール袋に入った遺体が見つかったほか、運河から女性殺害に使用された凶器や女性が使用していたiPhone12 Miniが発見されたため、警察は容疑者を逮捕した。
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