タイ観光スポーツ省は2月14日、タイに入国する外国人を対象として徴収する上陸料が閣議承認されたと発表した。
同省によると、上陸料は6月1日から施行される見通しで、空路が300バーツ、陸路・海路が150バーツで、陸路・海路で入国する場合は通常数日しか滞在しないため半額になるという。
国境通過証で入国するミャンマー人、ラオス人、カンボジア人などタイ隣国の外国人、日帰り旅行者、労働許可証を所持する外国人は上陸料が免除される。
同省によれば、2017年から2019年にかけて外国人が公立病院で負担した医療費は、最大で4億バーツに上るといい、上陸料には30日間有効の旅行保険が含まれており、事故や死亡などの際に最大50万バーツを保険でカバーできるという。
また上陸料の一部は、障害者用の入り口や観光地のトイレの建設などを支援する観光開発基金向けにも拠出される計画だという。