タイ空軍によれば、6月30日午前11時15分ごろ、タイ北西部ターク県ポッププラ郡でミャンマー軍のミグ29戦闘機1機がタイ領空を侵犯した。ミャンマー・ミャワディーと国境を接する、同県ポッププラ郡のバーンワオライタイ村とバーンワオライヌア村の上空を4~5キロ侵犯したとみられ、戦闘機の領空侵犯とミャンマー国境から響く爆発音で付近住民が一時パニックになり、学校2校が臨時休校になるなどした。
ミャンマーでは26日から続いているミャンマー国軍と少数民族カレン族の武装組織、カレン軍事同盟(KNU)の戦闘が30日に激化し、同郡の国境沿いでは爆音が響く状況が続いており、ミャンマー側からタイ領内への避難が相次いでいるという。