プラウィット副首相は7月20日に行われた下院での不信任審議の中で、2014年5月の軍事クーデターを先導したのはプラユット首相1人だけだと述べ、隣に座っていたプラユット首相が笑顔で手を挙げ、場内が笑いに包まれる一幕があった。
同クーデターは、当時、軍首脳だったプラユット氏、プラウィット氏、アヌポン氏の3人が画策し、タクシン元首相派のインラック政権を打倒したとみられていた。
しかし、7月27日付タイ字紙タイラットによれば、クーデター実行前、クーデターを画策したプラユット氏は、インラック政権打倒後の首相の座をプラウィット氏に依頼したものの断られてしまったため、プラユット氏自身が首相の座に就いたとしている。