
バンコクに「選挙の季節」が来た。
5月23日、バンコク都の副知事が正式に「バンコク都知事・都議会議員選挙を6月28日に実施する」と発表した。現職のチャットチャート・シッティパン(ชัชชาติ สิทธิพันธุ์)知事が2期目を目指す中、複数の有力候補が名乗りを上げており、タイ政治最大の注目選挙となりそうだ。
現職チャットチャートの「実績と課題」
チャットチャート現職知事は2022年の選挙で圧倒的な得票率で当選し、バンコクのインフラ整備・洪水対策・公園緑化などで一定の実績を上げてきた。SNS上での発信も活発で、市民とのコミュニケーションを重視するスタイルが人気を集めている。
一方で、交通渋滞の改善、大気汚染(PM2.5)対策、路上屋台の管理問題など、未解決の課題も多く、2期目への支持がそのまま続くかどうかは不透明だ。
対抗馬の動向
今回の選挙には、医師出身の女性候補「ドクター・マリカ」が25日に正式出馬表明をすると報じられているほか、元官僚や若手政治家など複数の候補が名乗りを上げている。バンコク都知事選は国政政党とは一線を画す「都民の選挙」として独自の盛り上がりを見せる傾向がある。
タイのSNSでは「チャットチャートに続きを頼みたい」「いや、新しい風が必要だ」など熱い議論が続いており、6月28日に向けてバンコク市民の関心は高まる一方だ。日本人居住者も多いバンコクの都知事選——誰が都市の舵取りをするかは、外国人の生活にも直結する重要な選択だ。